自民党の末路

いまの自民党には、かつての品格も、国を背負う覚悟も、すでに失われてしまったのだろうか。
この期に及んでなお、石破茂を党の顔に据え、「参議院議員選挙」を戦おうというのであれば、自民党は自ら滅亡の道を選ぶに等しい。
その先に待つのは、撃滅危惧種となった自民党の末路であり、野党勢力が快哉を叫ぶ光景である。
だが、私は自民党の大敗など、決して見たくはない。
腐敗しきった政権の退廃など、断じて見たくはない。

いま必要なのは、腐臭を放つ現状に黙って従うのではなく、自民党の中から立ち上がる真の政治家たちだ。
石破を退陣させ、党の矜持を取り戻すべく声を上げる勇気ある者は、本当にいないのか。
このままでは、自民党は過去の栄光を捨て去り、自らの手で自らを滅ぼすだろう。

政治家たちは、果たしてその高額な歳費に見合うだけの使命感を持っているのか。
国民の汗と血と涙によって支えられている国家予算の中から、何の責任も覚悟もないまま、ただぬくぬくと報酬を受け取っているのではないか。

求められているのは、「金もいらぬ、名もいらぬ」という気概を持った政治家である。
ただ国家と国民のためだけに身を捧げる覚悟を持つ者─そんな英雄が、いまこそ日本に必要だ。

日本の未来を憂うならば、
いまこそ腐敗に立ち向かう者が出でよ。
沈黙を破り、正義の旗を掲げる者よ、出でよ。
自民党を、そしてこの国を、本当に守るために。

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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