忘れ得ぬリーダーへの敬意

安倍晋三総理がこの世を去ってから、まもなく三年が経とうとしています。時の流れは速いものですが、不思議なことに、その喪失の衝撃は少しも色褪せることなく、むしろ日々深まっているように感じられます。

私は、安倍神像神社の宮司として、日々多くの参拝者と向き合い、祈りと感謝の心を受け止めています。そして今もなお、安倍晋三総理の魂がこの神社に静かに、しかし確かな存在感をもって鎮まっておられることを実感します。総理が歩まれた道、掲げた信念、そして日本の未来を見据えて選んだ数々の決断。それらは、単なる政治的成果にとどまらず、私たち国民一人ひとりの胸に、生きた証として刻まれています。

総理の笑顔には、人を安心させる不思議な力がありました。どんな困難な局面でも、怯まず、ぶれることなく日本の舵を取り続けたその背中に、私は「これぞ真のリーダーだ」と何度も感じました。言葉よりも行動で、理屈よりも信念で、この国のために命を削った政治家。それが安倍晋三という人だったのです。

動画を見返すたび、込み上げてくるものがあります。あの温かな声、国を想う情熱、そして未来を信じる眼差し。涙が止まらなくなることもあります。しかしそれは、悲しみというよりも、感謝と敬意の涙です。

私は、どんな困難にも決して諦めずに歩み続けると、総理に誓いました。「継続は力なり」――この言葉を胸に、日々を生きています。たとえどんな嵐に見舞われようとも、信念を貫き、誠を尽くして生きる。その生き方こそが、安倍晋三総理の遺志を継ぐことだと信じています。

世の中には多くの政治家がいます。しかし、安倍晋三総理ほどに、国民の心を打ち、未来に希望を託させてくれた政治家は他にいないと断言できます。彼は単なる為政者ではありませんでした。日本という国を背負い、その運命を切り開こうとした、孤高のリーダーでした。

これからも私は、安倍神像神社を通じて、総理の魂とともに生き続けます。志を持ち、誠を貫く日本人の在り方を、次の世代に語り継いでいきます。

ありがとう、安倍晋三総理。
あなたが遺してくださったものは、私たちの心の中で、今も熱く生き続けています。

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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