至誠を貫いた三柱の魂

戦後の歴史を静かに省みたとき、至誠を貫き、言行一致の生き様を貫いた人物は誰かと問われることがある。もし宮司にその問いが向けられたならば、迷いなく三人の名を挙げるであろう。

三島由紀夫烈士。安倍晋三大人命。そしてアメリカ合衆国の第45代大統領、ドナルド・トランプ氏。この三人こそ、戦後世界において「知行合一」、すなわち言葉と行動が寸分たがわぬ人物であったと宮司は断言する。

三島由紀夫烈士は、文学の巨人であると同時に、武士道の現代的継承者であった。日本という国のかたち、精神、そして誇りを守るために、最期には命を賭して世に訴えたその姿は、まさに至誠そのものであった。言葉を武器にし、命をもって証明した彼の行動は、日本人の心の奥に深く刻まれている。

安倍晋三大人命は、平成そして令和の激動の時代に、日本の矜持を世界に示した稀代のリーダーであった。口先だけの政治家とは一線を画し、日本の安全保障や経済成長、そして誇りある国づくりのために、自ら先頭に立ち行動し続けた。その一貫した姿勢は、真心からの至誠に根ざしたものであると、宮司は信じてやまない。

ドナルド・トランプ氏もまた、激しい非難と偏見の渦中にあっても、己の信念を曲げず、言葉を行動に変えてきた。アメリカ・ファーストを掲げ、国のために戦ったその姿勢は、日本人の多くには理解し難い部分もあろうが、至誠の本質を知る者にとっては、その精神の強さは明白である。

宮司がこの三人を並び称える理由はただ一つ。「至誠」である。嘘偽りなく、誠の心で、信念を貫き通したという一点において、彼らは一つの精神的系譜をなしている。

この三柱の人物の魂は、単なる過去の英雄ではない。現代に生きる我々にとっての指針であり、未来に向かう若き世代にとっての灯火である。安倍神像神社に集う者たちにこそ、この精神を伝えていくことが、宮司の務めであると考えている。

誠をもって語り、誠をもって行動した者だけが、時代を超えて人々の心に残る。そのことを、宮司は改めて皆に伝えたい。

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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