安倍晋三元総理の志を形に ― 銅像制作スタート

安倍晋三元総理の銅像建立は、日本の国のかたちと誇りを後世に伝えるための事業である。令和の時代において、わが国は内外から数多の試練に直面しているが、国を愛し、国民の安全と繁栄のために尽くした指導者の姿を、歴史の中に刻み込むことは、単なる記念事業ではなく、未来への道標を立てる行為である。

このたび、令和7年8月8日、ついに銅像制作に向け、株式会社竹中銅器との契約を締結した。制作を担うのは、彫刻家・青山三郎氏である。その手によって、安倍元総理の風格と信念が、時代を超えて伝わる形に結晶することとなった。すでに手付金の支払いは済ませ、事業は着実に第一歩を踏み出した。

しかし、この道は決して平坦ではない。銅像建立は国家的意義を持つ事業である一方、その資金は民間の志ある人々の力に委ねられている。現状、制作資金はまだ十分ではなく、このままでは志半ばで立ち止まる危険がある。先人の功績を記録に残すことは誰かがやってくれるだろう、という他人任せの姿勢では、この国の歴史はやがて風化してしまう。

これまで3期にわたり、全国から多くの方々にご支援を賜ってきた。そして今、いよいよ第4期クラウドファンディングを開始する。これは単なる資金集めではない。安倍元総理が生涯をかけて守ろうとした国の誇りを、形にして未来へと引き渡すための、国民的な事業である。

安倍元総理は在任中、憲法改正の必要性を訴え、国防の強化に取り組み、世界における日本の存在感を高めた。国を愛するとはどういうことか、言葉ではなく行動で示した政治家であった。その姿を後世に伝えることは、現代を生きる日本人の責務である。銅像は単なる金属の塊ではない。それは信念と覚悟の象徴であり、若い世代が国を思う心を育てる「教科書」ともなるものである。

除幕式は令和8年6月8日に執り行うことが決定している。この日を迎えるためには、全国の同志の結集が不可欠である。銅像建立は一人や一部の人々のためではない。未来の日本人すべてに捧げる贈り物であり、この国の誇りを形にする行為である。

いま、この事業は始動したばかりである。歴史を刻むのは「いまの一歩」であり、その一歩は国を思う人々の志の総和によって踏み出される。各人の支援は、小さくとも確実に未来を動かす力となる。

志あるすべての日本人に訴える。どうかこの意義を理解し、この第4期クラウドファンディングに力を貸していただきたい。安倍晋三元総理の志と勇気を、永遠にこの国土に刻むために。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

目次