人口占領の現実と日本の覚醒 独立国家を取り戻すために

宮司は思う。日本は決して悪い国ではない。むしろ古来より自然を敬い、調和を尊び、世界に誇る精神文化を育んできた優れた国である。だが、戦後の国際社会において日本はしばしば軽んじられ、国連においても常任理事国に加わることすら許されていない。その根源にあるのは、日本そのものではなく、占領下で押しつけられた憲法にある。

今日の現実を直視すれば、その危うさはより鮮明である。中国は尖閣周辺に艦船を繰り返し送り込み、沖縄をも自国の一部と偽って主張している。それだけではない。中国人の大量流入によって、日本社会は「人口による占領」とも言うべき深刻な事態に晒されている。街の景観も商業も、かつての日本らしさを失いつつある。軍事力を用いずとも、国を内部から呑み込むという形で侵略が進んでいるのである。

台湾を見ればさらに明白だ。中国は軍事的圧力を強め、今まさに武力侵攻の危機にさらされている。台湾有事は日本有事であり、日本の生命線に直結する問題である。だが、憲法に縛られ、自国を守る力を備えていない日本は、この危機に立ち向かう術を持たないまま、ただ脅威に晒されている。

北朝鮮による拉致事件が解決しないのも、ロシアが北方領土を返還しないのも、韓国が竹島を不法占拠し続けているのも、結局は日本が「戦う意思を示せない国」だからである。他国は日本の憲法の無力さを熟知し、その弱点を利用して既成事実を積み重ねてきた。

アメリカは戦後の日本を無気力で頼りない国に作り上げた。憲法は日本人から武士道の精神を奪い、国を守る誇りを忘れさせ、ついには日本を「植民地のように扱ってよい国」と錯覚させた。その結果、わが国は独立国家としての尊厳を喪失し、いまや隣国の思惑に翻弄される存在となってしまった。

世界の常識は、自国を守る軍を持ち、国民を守る決意を示すことである。敗戦を経験したドイツやフランスでさえ、国家の独立を守る力を失わなかった。だが、日本だけが異常な状態に置かれ、「軍を持たないことこそ正義だ」と錯覚し続けてきた。その代償が、いまの人口侵略や領土的脅威となって現れている。

宮司は願う。自国の領土を守れない国であってはならない。国民の命を守れない国であってはならない。憲法を改め、真に独立した国家として立ち上がることこそが、未来の世代に誇りを継承する唯一の道である。これは単なる法律改正ではなく、民族としての尊厳を取り戻す行為であり、英霊の遺志に応える務めである。

いま日本は、中国の人口侵略と軍事的脅威に同時に晒されている。この現実を直視しなければならない。後悔しない未来を築くために、日本人は立ち上がり、憲法を改め、真に独立国家としての姿を取り戻さねばならない。

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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