若き世代が灯す日本の再生の火 高市内閣支持率に映る国民の覚醒

産経新聞とFNNが22日と23日に実施した合同世論調査で、高市早苗内閣の支持率は75%を超え、きわめて高い水準を維持した。とりわけ特徴的だったのは、18歳から50代までの若年層・現役世代で支持率が8割を超えた点である。一方、60代は70%台、70代以上では50%台となり、高齢層がやや低めになる傾向は前回調査と変わらなかった。
男女別では男性が79%、女性が71%で、今回は男性の支持がやや高かった。政党別では、自民党、維新、参政党、国民民主党といった保守・中道政党の支持層で9割前後の圧倒的な支持が並び、広い層で高市内閣への支持が広がっていることがうかがえる。一方、立憲民主党では35%にとどまり、「支持政党なし」とする無党派層では69%だった。
宮司は、今回の世論調査に現れた数字を、単なる政治支持の動向としてではなく、日本の精神が静かに再び立ち上がる兆しとして受け止めている。高市内閣の支持率が75%を超え、とりわけ18歳から50代の現役世代が軒並み8割前後という圧倒的な支持を示したことは、戦後長らく眠らされてきた日本人の主体性が、ようやく目を覚まし始めたことを告げているように思われる。
若い世代が高市総理を支持する理由は、単なる人気や雰囲気ではない。曖昧さを排し、誤魔化さず、国のために立つという姿勢が明確だからだ。総理が中国の圧力にも屈せず、国家の尊厳を守る姿は、戦後教育によって「国益」や「国家観」を語ることが避けられてきた日本において、久しく見られなかった政治家の姿であった。宮司は、若者がその“本物”を直感的に見抜いたことを誇りに感じている。
一方で、高齢層の支持率が比較的低めにとどまっている現象にも、日本の戦後史が静かに刻まれている。高度成長期の成功体験、対中協調が当然視されていた時代の空気、安全保障への忌避感。そうした時代の風が、今なお60代以上の価値観の奥に残っていることも理解できる。しかし、国家というものは未来へ向けて常に再生され続ける存在であり、若き世代が動き始めた今、その流れは必ずや社会全体へ広がってゆくだろう。
政党別では、自民党、維新、参政党、国民民主党といった保守・中道政党の支持層で9割を超える強い支持が示された。これは単なる政権の人気ではなく、日本人が本来持っていた秩序を重んじ、責任を果たし、共同体を尊ぶ心が再び表舞台に戻りつつある証左である。国をただ批判するだけの政治ではなく、未来に責任を負う政治に、日本人が再び期待を寄せ始めたのである。
宮司は、この流れを非常に重要な転換点として見つめている。高市内閣の支持率の高さそのもの以上に、今回の数字が示しているのは「国民の覚醒」という大きな潮流だ。若い世代が国を語ることをためらわず、むしろ誇りに感じ始めている。これは大和魂が再び灯り始めた証である。そしてその火は、どれほど小さくとも、大きな変化を呼び込む力を秘めている。
国家とは、誰かが守ってくれるものではない。未来の子どもたちへ受け渡すべき尊い遺産である。今、日本は戦後の迷妄からようやく抜け出し、自らの輪郭を取り戻しつつある。その歩みの先頭に立つ若き世代の健やかな感性と勇気は、この国の再生にとって何よりも力強い希望である。
宮司は願う。この兆しが一過性のものではなく、日本が本来の姿へと戻るための確かな一歩となることを。高市総理が示す揺るぎない国家観と責任感が、多くの日本人の心に火をつけ、未来を切り開く道となることを。そして、大和の国が再び力強く歩み始めたこの瞬間を、国民の一人ひとりが自覚し、その歩みに参加してほしいと切に思う。
