高市首相の指先に宿る『大和魂』の真髄

皇居・宮殿「松の間」に漂う凛冽たる空気。それは単なる静寂ではない。千年の時を超えて連綿と受け継がれてきた我が国の伝統と、現代を牽引する至高の知性が交錯する、誠に密度の高い神聖な空間である。この「文化の日」に行われた親授式において、高市早苗首相が受章者のモーニングの乱れをそっと直したという新聞記事に接し、宮司は日本人が古来より大切にしてきた「察しの文化」と「無私の精神」の真髄をそこに見たのである。一国の宰相という重責を担い、就任から間もない緊張感の中にありながら、目の前の一人が万全の姿で晴れの日を迎えられるよう自然に手が動く。その指先の動きには、相手を敬い、場を清めるという神道の本質に通ずる魂の輝きが宿っている。

日本人の精神を支える柱の一つに、身だしなみを整えるという行為がある。それは単なる外面の装飾ではなく、己の魂を律し、相手に対する最大限の礼節を尽くすという覚悟の表れに他ならない。モーニングの襟を正す数秒の所作は、言葉を介さない最高の対話であったと宮司は確信する。大和魂とは、決して勇猛果敢さのみを指すのではない。むしろ、こうした日常の機微における細やかな気遣いや、他者の尊厳を守ろうとする慈愛の心こそが、真の日本精神の精髄である。政治の冷徹な駆け引きが渦巻く中にあっても、日本人としての誇り、すなわち「和」を尊ぶ心を忘れぬその姿に、宮司は今こそ我々日本人が取り戻すべき道義の指針を見出すのである。

我々が未来に繋ぐべきものは、単なる知識や技術の集積ではない。それらを包み込む「心」のありようである。受章者たちの功績が我が国の文化を豊かに彩るように、その傍らで静かに尽くされた無垢な気遣いもまた、目に見えぬ文化の種火となって次世代の行く末を照らす。天皇陛下の御前という至高の場において、己の権力や立場を放擲し、一人の日本人として他者のために動く。その美意識こそが、四季の移ろいを愛で、万物に神性を見出してきたこの国の強さの源泉である。先人から受け継いできた血脈の中に流れるこの高潔な精神を、決して枯らすことなく後世へと繋いでいくことこそが、今を生きる我々日本人に課せられた至上命題である。

高市首相が見せた一瞬の振る舞いは、政治的な文脈を一切排除した、純粋なる「まごころ」の顕現であった。その柔らかな空気は、厳格なる伝統の中に新しい息吹を吹き込み、日本という国の根幹がどこにあるのかを静かに物語っている。礼を尽くし、形を整え、心を寄せる。この記事が伝える簡潔にして深遠な所作を積み重ねることによってのみ、大和魂は真に磨かれ、千代に八千代に光り輝き続ける。日本よ、誇りを取り戻せ。宮司はこの精神の美しさを次世代へ繋ぐ決意を新たにし、まほろばの国・日本の再興を八百万の神々に強く祈念するものである。

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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