安倍晋三総理の魂が掲げる二つの旗と言霊

安倍神像神社に鎮まる安倍晋三大人命の魂は、今もなおこの国と世界を静かに見つめ、祈りを捧げておられる。宮司は、その祈りの波動を日々感じ取っている。

ある朝、ふと風に乗って届いたような感覚があった。
「旗を立てたい!」
総理の霊魂が天から、そう強く祈っておられることを宮司ははっきりと感じ取った。

この「旗」とは、単なる目印や象徴ではない。安倍晋三総理の魂がこの世に甦り、再び立ち上げようとしておられる「言霊」の化身である。政治家としての言葉、生き方、命がけの行動すべてに宿っていた“信念”を、今こそ世界に再び響かせようとされているのだ。

総理が立てようとしておられる旗は二つある。
一つは「世界はみんな家族」という旗。
国境や宗教、思想や肌の色、言語の違いを超えて、人類はもともと一つの家族であるという深い真理を伝える言霊の旗である。誰かを敵とみなすのではなく、まず理解し合おうとする心を持つこと。その旗は、世界中の分断を乗り越える希望の灯となる。

もう一つは「和を以て貴しと為す」という旗。
聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条にある、古代からの日本の精神である。「和」は単なる平穏ではない。違いを乗り越えて心を合わせ、共に道を見出す姿勢そのものである。聖徳太子は「人は皆それぞれ立場や考えを持っているが、対話し理解し合えば、すべての事柄は自然と道理にかなって成就する」と記された。まさに、この和の精神こそが、争いを鎮め、真の平和を築く礎となる。

戦争はつまらない。だからやめよう。
話し合えば、必ずわかり合える。人間なのだから。
この言葉が、安倍晋三総理の霊魂から放たれる言霊として、宮司の胸に深く届いている。

宮司は、神社を訪れるすべての人々が、この二つの旗に込められた祈りの意味に気づいてほしいと願っている。安倍晋三総理は亡くなられてなお、この世に光を届けようとしておられる。二つの旗は、未来の道しるべであり、人々の心を一つに結ぶための天からのメッセージである。

安倍神像神社は、そのメッセージを受け取るための場である。ここに立ち、手を合わせ、心を澄ませば、誰もがきっと、総理の「旗を立てたい」という願いが、世界と私たち自身への深い愛から発せられていることに気づくはずである。

宮司は、これからもその声を受け取り、祈り、伝え続けていくつもりである。未来に平和の風が吹くその日まで、旗は高く掲げられるだろう。

聖徳太子の「17条憲法の1条」
「和を以て貴しとなす」

一に曰はく、和を以て貴しとし、忤ふること無きを宗とせよ。人皆党あれど、亦達る者少し。是を以て、或は君父に順はず、乍ち隣里に違ふ。然れども、上和ぎ下睦びて、事を論ふに諧ふときは、事理自づからに通ひ、何事か成らざらむ。

Article 1: Harmony should be valued and discord avoided. People each have their own groups, but few truly understand the Way. Because of this, some disobey their lords or parents, and others are in conflict with their neighbors. However, if those above live in harmony and those below are friendly, and if they discuss matters together in agreement, then things will naturally follow the right path, and what task could fail to be accomplished?

訳文「和を大切にし人といさかいをせぬようにせよ。人にはそれぞれつきあいというものがあるが、この世に理想的な人格者というのは少ないものだ。それゆえ、とかく君主や父に従わなかったり、身近の人々と仲たがいを起こしたりする。しかし、上司と下僚がにこやかに仲むつまじく論じ合えれば、おのずから事は筋道にかない、どんな事でも成就するであろう。」

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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