国難を招く選択を許さない

宮司は、総裁選の当日を迎えた日本の空気を深く感じ取っている。いま、国の未来を決する岐路に立たされている。もし高市早苗議員が選ばれず、小泉進次郎氏によって石破路線が引き継がれるなら、日本はさらなる国難に陥ることは明白である。移民政策の加速、国防の軽視、経済の混乱、どれを取っても未来への不安を膨らませる要素でしかない。

党があえてその道を選ぶのなら、もはや国民にとって自民党は守るべき対象ではなく、正しく裁定すべき存在となる。選挙での信任を剥奪し、支持を撤回することこそ、国民の手に委ねられた正当な力である。投票によって意思を示すことは、暴力ではなく民主主義の根幹であり、子孫の未来を守る唯一の道だ。

この意思表示は孤立した声であってはならない。人と人が結び合い、地域で声を上げ、事実に基づく議論を積み重ねることが必要である。罵声や中傷ではなく、冷静で理路整然とした言葉によって民意を結集する。誠実な論陣が広がれば、たとえ大きな組織であっても、その誤りを正さずにはいられない。

さらに、政治を監視する眼を緩めてはならない。政策の現場で何が行われているのかを注視し、必要に応じて代替案を示す。専門家の知見を集め、国民の生活を守る実効性ある提言を続けていくことが、次の時代をつくる基盤となる。文化や伝統を守ることもまた同じであり、国家の精神的支柱を堅持する営みがなければ、どんな政策も空虚に終わる。

結局のところ、政治に対峙するとは、大声を張り上げることではなく、日々の小さな行動を積み重ねることである。地域での対話、一票を投じる責任、真実を広める努力。それらが積み重なれば、国を変える大きなうねりとなる。

宮司は国民に問う。未来を子や孫に誇れる形で手渡すために、今日どのような一歩を踏み出すのか。その覚悟を共有することでしか、この国を守ることはできない。もし自民党が国難の道を選ぶのなら、我々は国民として断固たる意思を示し、自民党を潰す覚悟を持たなければならない。国のために、未来のために、今こそ立ち上がる時である。

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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