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日本の伝統と文化を、暮らしの中へ

国旗、皇室の祈り、和紙、日本茶など、日本の文化を身近に感じられる品をご案内します。

国旗

日本製の日の丸

軽く、しわになりにくい生地を用いた日本製の国旗です。家庭や事業所での掲揚に。

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皇室・祭祀

『宮中祭祀―連綿と続く天皇の祈り』

天皇の祈りと宮中祭祀について学び、日本の伝統への理解を深めるための一冊です。

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日本茶・海苔

山本山オンラインショップ

江戸時代から続く老舗の日本茶と海苔。日々の食卓や、大切な方への贈り物に。

江戸の文化と味を未来へ

日本製・越前和紙の御朱印帳

ちりめん生地と越前和紙を用いた、日本製の御朱印帳です。参拝の記録を大切に残す一冊として。

読書の秋に、古典へ帰れ。情報の海で失われる日本人の背骨

読書の秋という言葉がある。

秋の夜長、静かに本を開き、言葉と向き合う。宮司は、この時間を今の日本人にこそ取り戻してほしいと思う。

現代は情報の時代である。携帯電話を開けば、ニュースも、動画も、短い言葉も、怒りも、笑いも、次々と流れてくる。人は一日に膨大な情報を浴びている。だが、情報を浴びることと、知を深めることは違う。

知っているつもりになっているだけではないか。

反応しているだけではないか。

怒り、笑い、忘れ、また次へ流されているだけではないか。

宮司は、そこに現代人の危うさを見る。情報は増えた。しかし、人間の背骨は太くなっただろうか。言葉は増えた。しかし、心は深くなっただろうか。

だからこそ、古典へ帰るのである。

古典とは、古い本という意味だけではない。長い年月に耐え、多くの人々の心を磨き、時代を越えて読み継がれてきた言葉である。『論語』、『孟子』、『大学』、『中庸』、『古事記』、『万葉集』、『葉隠』。そこには、人間はどう生きるべきか、国とは何か、忠とは何か、孝とは何か、死とは何か、恥とは何かという根本の問いがある。

古典は、流行を追わない。

古典は、読者に媚びない。

古典は、耳触りのよい慰めだけを与えない。

だからこそ、人を鍛える。

若い人は、難しい本を恐れなくてよい。初めからすべて分からなくてもよい。一行でよい。一節でよい。心に引っかかった言葉を、何度も読む。その言葉を、今日の自分の行いに照らしてみる。それだけで、読書は修行となる。

宮司は、読書を知識の装飾とは見ない。読書とは、己を裁く鏡である。古典の前に立つ時、人は賢くなった気になるのではない。むしろ、自分の浅さ、弱さ、移ろいやすさを知らされる。だから古典はありがたい。人を褒めて眠らせるのではなく、人を叱って目覚めさせるからである。

古典を読むとは、昔の人を崇拝することではない。昔の人と対話することである。安全な時代に生きる現代人が、乱世を生きた人の覚悟に触れる。便利な時代に生きる日本人が、不便な時代を誠で生きた人の深さに触れる。そこに、己の小ささを知る機会がある。

宮司は思う。今の日本人は、知識よりも物差しを失っている。何が尊いのか。何が恥ずべきことなのか。何を守り、何を捨てるべきなのか。その物差しが曖昧になっているから、世論の風に揺れる。強い言葉に流される。多数派に寄りかかる。

古典は、その物差しを与えてくれる。

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古典は、名句を覚えるためだけのものではない。渋沢栄一の『現代語訳 論語と算盤』は、『論語』の教えを仕事、人との交わり、己の修養へつなげて読みたい方の入口となる。

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もちろん、古典を読んだからすぐ立派になるわけではない。読書だけで人格が完成するわけでもない。だが、よき言葉を胸に置く人間と、何も持たない人間では、困難の時に差が出る。迷った時、怒った時、失敗した時、古典の一節が心を支えることがある。

「できないのではない。しないだけである」

「知るとは、物事に格ることである」

「己を修めて、人を安んずる」

こうした言葉は、単なる知識ではない。人生の場面で、自分を叱り、励まし、立ち上がらせる力となる。

家庭にも古典が必要である。父母が本を読む姿を、子は見ている。大人が静かに言葉と向き合う姿を見れば、子供は読書がただの勉強ではなく、生き方を整える営みであると知る。

学校にも古典が必要である。古典を試験のためだけに教えてはならない。古典は、現代語訳であってもよい。声に出して読むだけでもよい。そこから、人間としての根を学ばせねばならない。

政治家にも古典が必要である。目先の数字や支持率だけで国を動かす者に、国の百年は見えない。歴史を読み、先人の苦悩を知り、己を律する言葉を持つ者でなければ、国難の時に立てない。

国を論じる者ほど、古典に帰らねばならない。新しい言葉だけで国は立たない。流行の思想だけで民は守れない。時代を超えて残った言葉には、血を流し、恥を知り、責任を背負った人間の重みがある。その重みに触れぬまま語られる正義は、音ばかり高く、根が浅い。

読書の秋に、宮司は勧めたい。

流れる情報から少し離れよ。

怒りを煽る画面を閉じよ。

一冊の古典を開け。

たとえ一日一頁でもよい。その一頁が、人の心に根を下ろす。根を持つ人間は、簡単には倒れない。根を持つ国民が増えれば、国もまた揺らぎにくくなる。

日本を甦らせる道は、遠いどこかにだけあるのではない。静かな部屋で一冊を開き、先人の言葉に耳を澄ませる。その小さな時間の中にも、国を立て直す力は宿る。

宮司は、古典を読む人が一人増えることを軽く見ない。一人の心に物差しが立てば、その家庭の言葉が変わる。家庭の言葉が変われば、子供の背骨が変わる。子供の背骨が変われば、やがて国の立ち姿も変わる。国を立て直すとは、遠くの誰かが一度に成し遂げることではない。静かな机の上で、先人の言葉に打たれた一人の心から始まることもある。

古典の前では、現代人の得意な言い訳は通じない。忙しい、難しい、役に立たない、古い。そのような言葉を並べても、先人は静かに問い返してくる。では、お前は何を尊び、何を恥じ、何を守るのか。宮司は、その問いから逃げてはならないと思う。

情報ではなく、智慧を求めよ。

反応ではなく、思索を深めよ。

古典へ帰ることは、過去へ逃げることではない。

未来へ向かうために、日本人の背骨を取り戻すことなのである。

秋の夜、静かに一冊を開く。その一頁に打たれた心が、明日の言葉を正し、明日の一歩を強くしていくのである。

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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