MENU
PR

日本の伝統と文化を、暮らしの中へ

国旗、皇室の祈り、和紙、日本茶など、日本の文化を身近に感じられる品をご案内します。

国旗

日本製の日の丸

軽く、しわになりにくい生地を用いた日本製の国旗です。家庭や事業所での掲揚に。

Amazonで国旗を見る
皇室・祭祀

『宮中祭祀―連綿と続く天皇の祈り』

天皇の祈りと宮中祭祀について学び、日本の伝統への理解を深めるための一冊です。

Amazonで書籍を見る
日本茶・海苔

山本山オンラインショップ

江戸時代から続く老舗の日本茶と海苔。日々の食卓や、大切な方への贈り物に。

江戸の文化と味を未来へ

日本製・越前和紙の御朱印帳

ちりめん生地と越前和紙を用いた、日本製の御朱印帳です。参拝の記録を大切に残す一冊として。

友を選ぶということ。己を磨く人とともに歩む

友は、人の心を映す鏡である

『論語』学而第一に、「己に如かざる者を友とすること無れ」とある。これは、人を見下せという教えではない。自分より劣る者とは付き合うな、という傲慢な言葉でもない。むしろ、自分が敬うことのできる人、自分を正してくれる人、自分の心を高めてくれる人を友とせよ、という深い戒めである。宮司は、この言葉に触れるたびに、人間は誰と交わるかによって、知らず知らずのうちに自分の心の形を変えていくものだと思う。

友とは、ただ一緒に笑う相手ではない。都合のよいときだけ集まり、耳に心地よい言葉だけを交わす関係でもない。本当の友とは、こちらが間違ったときには諫め、迷ったときには道を示し、怠けそうになったときには背筋を伸ばしてくれる存在である。その友と会うと、自分ももう少し立派に生きようと思える。その人の姿を見るだけで、安易な道に流れてはいけないと感じる。そういう相手こそ、友と呼ぶにふさわしい。

及ばぬところを持つ人と交わる

宮司が中学生の頃、友達の中に必ず自分の及ばないところを持つ優れた友が何人かいた。それは勉強の成績だけの話ではない。根気強い者がいた。人の悪口を言わない者がいた。約束を守る者がいた。親を大切にする者がいた。小さなことにも感謝できる者がいた。その一つひとつが、若い日の宮司にとって大きな学びであった。

自分には足りないものを持っている友と付き合うと、自分の未熟さが見えてくる。自分の弱さも見えてくる。時には悔しい思いもする。しかし、その悔しさは、人を腐らせるためのものではない。自分を磨くための砥石である。よき友は、自分を責め立てるのではなく、自分に気づかせてくれる。相手の真面目さ、相手の誠実さ、相手の努力、相手の思いやりに触れたとき、人は静かに自分を省みるのである。

人間は、自分一人ではなかなか自分を正せない。自分には甘くなる。言い訳も上手になる。怠ける理由も見つけてしまう。だからこそ、よき友が必要である。よき友とは、こちらの欠点を責めるためにいるのではない。こちらの中に眠っている良きものを引き出すためにいるのである。

PR:友を選ぶとは、相手を値踏みすることではなく、己を磨く環境を選ぶことである。孔子の言葉から、交わりの道を学び直したい。
『現代語訳 論語』をAmazonで見る
Audibleで関連する歴史・教養書を聴く

友の選び方は、生き方の選び方である

いまの時代は、友という言葉が軽くなったように思う。数で測られ、つながりで数えられ、表面的な反応で親しさが決まるかのような風潮がある。しかし、友とは数ではない。どれほど多くの人とつながっていても、その中に自分を高めてくれる人がいなければ、心は次第に弱くなる。反対に、たとえ数は少なくとも、心から敬える友が一人いれば、その人生は大きく変わる。

人は、近くにいる人の言葉に染まる。日々交わす会話に染まる。ともに過ごす空気に染まる。不平ばかりを語る人といれば、いつの間にか自分も不平を口にするようになる。人を嘲る人といれば、いつの間にか自分の目も濁ってくる。楽な道ばかりを選ぶ人といれば、自分も努力を笑うようになる。反対に、志ある人といれば、志を思い出す。礼を尽くす人といれば、自分も礼を正す。国を思う人といれば、自分もまた、この日本のために何ができるかを考えるようになる。

友を選ぶとは、相手を選別することではない。自分の生き方を選ぶことである。どのような人と交わり、どのような言葉を聞き、どのような志に触れて生きるのか。それが、日々の自分をつくっていく。だからこそ、「己に如かざる者を友とすること無れ」という言葉は厳しい。人を裁くための言葉ではなく、自分自身に問いかけるための言葉だからである。

真の友は、甘やかさない

宮司は、警察官として現場に立った日々の中でも、人間関係の重みを深く知った。命に関わる現場では、口先だけの友情は通用しない。互いを信じ、互いの弱さを知り、互いの責任を背負う覚悟がなければ、厳しい場面を乗り越えることはできない。そこにあるのは、なれ合いではない。厳しさの中にある信頼である。

本当の友は、甘やかさない。こちらが間違えば、耳の痛いことも言う。道を外れそうになれば、引き戻してくれる。怠けていれば、黙って見ていない。けれども、その言葉の底には愛情がある。相手を貶めるためではなく、相手を守るために言う。相手を傷つけるためではなく、相手が道を失わないように言う。だから、真の友の言葉は、時に厳しくとも、心の奥に残るのである。

反対に、耳に心地よいことばかりを言う者が、必ずしも友とは限らない。こちらの過ちを知りながら黙っている。こちらが堕ちていくのを見ながら笑っている。都合のよいときだけ寄ってきて、苦しくなると離れていく。それは友ではない。人を弱くする関係である。友とは、相手の人生に責任を感じる者のことである。

安倍晋三元総理の周りにあった志の縁

安倍晋三元総理の御生涯を思うとき、宮司は、志ある人の周りには、やはり志ある人が集うのだと感じる。安倍元総理は、幾多の批判、誹謗、困難の中にあっても、日本を取り戻すという大きな志を掲げ続けられた。その志に共鳴した人々がいた。支えた人々がいた。励まされた人々がいた。政治とは、ただ政策を動かすだけのものではない。志と志が響き合い、国家の未来を背負う営みである。

安倍元総理の歩みには、信念をともにする人々との縁があった。時に厳しい意見もあり、時に孤独もあったであろう。しかし、国を思う心、先人に報いる心、次の世代へ日本を渡すという覚悟が、その縁を支えていたのだと思う。宮司が安倍神像神社に立ち、日々手を合わせるとき、そこに感じるのは、単なる一人の政治家への追慕ではない。志を持つ者が、志ある人々と結ばれ、時代を動かしていくという厳粛な事実である。

人は一人で強くなれるものではない。よき友、よき師、よき同志、よき先人に導かれて、ようやく自分の道を歩むことができる。だからこそ、どのような人とともに歩むのかは、人生において決定的に大切なのである。

己を磨く友を持て

宮司は思う。自分を慰めてくれるだけの友ではなく、自分を磨いてくれる友を持たねばならない。自分を大きく見せてくれる友ではなく、自分の小ささに気づかせてくれる友を持たねばならない。自分の欠点を笑って見逃す友ではなく、自分の良心を呼び覚ましてくれる友を持たねばならない。

また、自分自身も、誰かにとってそのような友でありたい。人を励ますこと。人を正すこと。人の長所を認めること。人の苦しみに寄り添うこと。人が道を失いそうなとき、静かに手を差し伸べること。それは簡単なことではない。時には誤解されることもある。嫌われることもある。それでも、相手のために言うべきことを言い、祈るべきことを祈る。その覚悟がなければ、本当の友にはなれない。

「己に如かざる者を友とすること無れ」とは、他人を低く見る教えではない。自分を高く保てという教えである。自分より優れたものを持つ人に学べ。自分を磨いてくれる人に近づけ。自分もまた、誰かを磨く人間になれ。そういう厳しくも温かい教えである。

人生の道は長い。時に迷い、時に転び、時に自分を見失うこともある。そのとき、よき友がいれば、人はまた立ち上がることができる。よき友の一言が、人生を変えることがある。よき友の背中が、己の怠惰を恥じさせることがある。よき友の誠が、自分の中の誠を呼び覚ますことがある。

友を選ぶとは、己を選ぶことである。誰と歩むかは、どのように生きるかである。宮司は、この言葉を胸に、今日も神前に立つ。自らもまた、誰かの心を曇らせる者ではなく、誰かの心を正す者でありたい。人を甘やかすだけの者ではなく、人の志を支える者でありたい。そして、この日本という国に、互いを高め合う真の友の道が、もう一度よみがえることを祈るのである。

PR

日本の伝統と文化を、暮らしの中へ

国旗、皇室の祈り、和紙、日本茶など、日本の文化を身近に感じられる品をご案内します。

国旗

日本製の日の丸

軽く、しわになりにくい生地を用いた日本製の国旗です。家庭や事業所での掲揚に。

Amazonで国旗を見る
皇室・祭祀

『宮中祭祀―連綿と続く天皇の祈り』

天皇の祈りと宮中祭祀について学び、日本の伝統への理解を深めるための一冊です。

Amazonで書籍を見る
日本茶・海苔

山本山オンラインショップ

江戸時代から続く老舗の日本茶と海苔。日々の食卓や、大切な方への贈り物に。

江戸の文化と味を未来へ

日本製・越前和紙の御朱印帳

ちりめん生地と越前和紙を用いた、日本製の御朱印帳です。参拝の記録を大切に残す一冊として。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

目次