日本人が減り、外国人が増える。「和の国」の根柱を誰が守るのか

静かに、しかし確実に、この国の姿が変わっている。直近の統計によれば、日本人人口が前年に比べて約91万6千人減少する一方で、外国人人口は約33万3千人増加し、380万人を超えた。この数字の善悪を裁くことが宮司の目的ではない。ただ一つのことを、令和の日本人に問いたいのである。日本人としての魂を、次の世代に確かに継いでいく覚悟が、今この国にあるか、という問いである。

日本は古来、「和を以て貴しとなす」の精神を国柄としてきた。異なるものを排除するのではなく、包み込む。その懐の深さは、日本人の誇りである。宮司もまた、異なる文化や人々を頭ごなしに否定することを善しとしない。しかし、和の精神を体現し、次の世代に伝えていくのは、日本人自身でなければならない。灯台の火が消えれば、その光が照らしてきたものもまた見えなくなる。大和魂という灯火を守る者が減っていくことの意味を、正面から受け止めなければならない。

宮司は、数字の変化よりも、その背後にある精神の問題を見つめる。日本人が減っているのは、単に出産率の問題ではない。それは、日本人として生きることへの誇りと喜びが、この国から失われつつあることの表れでもある。自国の歴史を恥じ、自国の文化を軽んじ、自国の言葉より外国語を尊ぶ。そのような空気の中では、魂の継承は起きない。器だけが残り、中身が空になっていく。

神道の世界において、土地には神が宿る。この山河、この海、この風土の中で育まれた日本人の心は、長い年月をかけて醸成されてきたものである。宮司は、その精神の蓄積こそが、日本という国の真の力であると信じている。経済力や軍事力は時代とともに変わる。しかし、神との絆を持ち、先人への感謝を忘れず、後の世への責任を自覚する民族の魂は、容易に失われるものではない。ただし、それは意識して守り、伝えなければ消えてしまう。

令和の日本人に問う。あなたは日本人であることを誇りに思っているか。君が代を口ずさむとき、胸が震えるか。日の丸を見て、この国に生まれた有り難さを感じるか。それを恥ずかしいと感じるよう仕向けられてきた教育の呪縛を、そろそろ解かなければならない。外からやってくるものを受け入れる前に、内にあるものを大切にする心が必要である。大和魂を自ら手放した民族に、他者と真の意味で和することはできない。

宮司は、この国の行く末を憂えながらも、絶望しない。日本人の血の中には、どんな逆境をも乗り越えてきた魂の力が宿っている。その力を呼び覚ますのは、誰か特別な人物ではない。一人ひとりの日本人が、この国に生まれたことへの感謝と誇りを取り戻すことから、すべては始まる。数字が語る現実を直視しながら、なお前を向く。それが、大和魂を継ぐ者の生き方である。

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この記事を書いた人

佐藤素心(一彦)。宮司。昭和16年山口県生まれ。元大阪府警勤務。1979年(昭和54年)の三菱銀行人質事件では機動隊員として活躍。事件解決に尽力した。1990年(平成2年)の西成の暴動では自身が土下座をして騒ぎを治めた。その他、数多くの事件に関わり活躍した人物。警察を退職後は宮司となり奈良県吉野町の吉水神社(世界遺産)に奉仕。吉野町の発展に寄与。故・安倍晋三元総理をはじめ、多くの政治家との交流を持つ。現在は長野県下伊那郡阿南町に安倍晋三元総理をお祀りした安倍神像神社を建立し、宮司を務めている。

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