2026年– date –
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素心塾
出生数が初めて70万人を割った。「静かな有事」の正体は、魂の空洞化ではないか
数字というものは、時に言葉よりも雄弁に語る。厚生労働省が公表した人口動態統計によれば、日本の年間出生数が10年連続で減少し、ついに初めて70万人を下回った。政府... -
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器という名の背骨
世に「大きな男」という言葉がある。背丈のことではない。肩幅のことでもない。人の値打ちは、体積では量れない。宮司が折に触れて語ってきたのは、器の話である。どれ... -
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春風を以て人に接し、秋霜を以て自らを粛す。佐藤一斎の教えに学ぶ、令和の新出発
春風を以て人に接し、秋霜を以て自らを粛す 佐藤一斎『言志四録』 この言葉を初めて読んだとき、宮司は全身に何かが走るような感覚を覚えたと語る。 佐藤一斎は江戸後期... -
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花に寄せて一句。俳句に息づく日本語の精神と大和心
五・七・五。たった十七音の言葉の器の中に、日本人は宇宙を納めてきた。 俳句は小さい。しかしその小ささの中に、広大な余白がある。言葉にされなかった部分、読み手の... -
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大地の恵みをいただく心。身土不二と春の食が育む日本人の魂
早春、まだ残寒の漂う土の隙間から、蕗の薹が顔を出す。 その小さな緑の芽吹きに、日本人は長い間、春の到来を感じてきた。摘んで天ぷらにすれば、ほろ苦い香りが口いっ... -
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山に学ぶ、いのちの作法
宮司は、山を語るとき、単なる行楽や挑戦の場としてではなく、いのちの作法を授ける師として捉えてきた。山は金銭で手に入る経験を与えない。風の重み、雲の速さ、足元... -
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散りゆく花に、日本人の魂は宿る。吉野千本桜が語りかけるもの
数日前にも書いたが、もう一度、桜について綴る。四月の吉野山は、世界がある。 山裾から山頂へと、無数の桜が白と淡紅に染め上げるその光景は、「一目千本」と呼ばれて... -
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葉隠に学ぶ、新たな道への第一歩。困難を大いに喜ぶ心
四月。日本の山野に桜が咲き乱れ、風は柔らかく、土の匂いが新しくなる季節である。入学、就職、転勤、転職、独立と、令和を生きる人々にとって、四月とはまさしく「始... -
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日の丸にバツ印をつけた旗を、合法と呼べるのか。
産経新聞が2026年4月1日付の社説で、「国旗損壊罪 罰則設け日本の名誉守れ」と題した主張を掲げた。宮司はその見出しを目にした瞬間、膝を打つ思いがした。遅すぎる、... -
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夢と目標が人を生かす。志なき命に花は咲かぬ
人は何のために生きるのか。この問いに答えを持たぬ者は、方向のない流れに漂う木の葉と同じだ。波に翻弄され、風に押し流され、どこへ向かうとも知れぬまま時を重ねて... -
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逆境を愛する心。あるがままに生きる日本の哲学
人の一生に、嵐の日がないことはない。思いがけぬ不運に打ちのめされ、懸命に積み上げてきたものが音を立てて崩れる夜がある。そのような時、人は二通りの道に立つ。逆... -
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吉野の山桜に宿る日本の魂。散り際の美と再生の誓い
吉野の山々に咲く桜は、全国の人々が祈りながら植えたものだという。世界遺産の地に広がる千本桜は、ただ美しいだけの花ではない。その一輪一輪に、日本人が長い歳月を...
